PILLOW TALKING
ピロー トーキング
“June Bride 6月の花嫁”
イギリスの1年で最も気候の良いのが6月。
4月・5月に植え替えた花やハンギング・バスケットの花が見事に咲き、
街も駅のホームでさえも花・花で満ち溢れる時期です。
(ちなみに、イギリスのバラは霜や雪の季節にも咲いています。)
そんなこの時期に結婚式を挙げられる人は幸せになれると・・・!
そして、ブライダルに欠かせないのが “レース” です。
最近は日本でも指輪を納めるリングピローやティアラ、ブーケなどは流行っていますが、
イギリスの花嫁に欠かせないものに、ガーターがあります。
"Something blue" と言い、何所かにブルーを使用すると幸せに慣れると言い伝えがあり、
ガーターのリボン部分やギンプ(レース一部にアクセントとして使用する太糸)をブルーにして作り
片方にだけを身に着けます。
*決して、決して両方の足には着けません・・・つまり必要なのは1つだけ!
2010.7月の神戸OIDFAコンテストのテーマはウェディングです。
きっと世界中の多くの方々の力作が出品される事でしょう! (2010.6.05締め切り)
私もヴェールをどうにか間に合わせて仕上げ、先日送りました。
一般的には ボビンレースは天然糸(コットン、リネン、シルク)を使用しますが、
今回のヴェールに使用した糸は特殊なケミカル糸(化学繊維糸)の使用です。
結婚式会場のドアが開き、スポットライトが新郎新婦の正面より当てられる入場する際に、
暗闇の中での花嫁の後姿であるヴェール部分をより効果的にインパクトを与えようと
光る特殊な糸を使用してレースを作りました。
これは、2010.2月に東京都京橋で開催をした展示会【EVOLVING LACE】展において
12星座のレースに使用した糸と同様の糸を使用しています。
展示会を見逃した方・お越しできなかった方は神戸OIDFAにてご覧頂けます。
通常時のヴェールと、ライトオフ時のヴェールとの2枚の写真と解説を添えて送ったのですが
どのように展示されるのか・・・?
神戸OIDFA会場に行かれた方は是非、是非、ご覧になって下さい。
ピロートークをしましょう!
私からの チョッとしたお話。
(ページトップのメールにて)
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家紋入りティアラー
(ベッドフォードシャー レース)
デザイン&ワーク 宮脇千恵子